思いつくままに

思いついたことをただただ書くこととします

自由

教室の窓から眺めた空は、青かった
青は自由の象徴だった


そこには腐敗の匂いも、憎悪の響きも、劣情の色もなかった
空には入道雲が湧いていた


滴る汗の匂いに
ざらついた風が舞う中を歩き
延々と続く日常を繰り返してきた


もう、今では全てが懐かしい
誰一人としていない教室の片隅で
無味無臭な新しい日常を貪る


一人、机に突っ伏して夢を見る。